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会期:2026年8月7日 〜 29日 / August 7 - 29, 2026
定休日:日曜日・月曜日 / Regular Day-off: Sunday/Monday 11:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00閉廊 *8月11日〜15日はお盆休みとなります。 8月18日から通常営業となりますので、よろしくお願いいたします。 .このたび桃青京都ギャラリーでは、金沢を拠点に活動する陶芸家・中村康平による個展「現代の古典」を開催いたします。
二代目中村梅山の三男として生まれた中村は、多摩美術大学彫刻科卒業後、走泥社以降の前衛陶芸の流れの中で大型オブジェや彫刻的な陶作品を数多く発表し、日本現代陶芸を代表する作家の一人として高い評価を築いてきました。1989年には八木一夫賞グランプリを受賞し、作品は東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立工芸館、金沢21世紀美術館、さらにはニューヨーク・メトロポリタン美術館をはじめとする国内外の主要美術館に収蔵されています。 2000年頃、中村はそれまで手掛けてきたオブジェ制作から茶碗へと制作の中心を移します。海外での発表を重ねる中で、日本工芸が育んできた静謐な美しさに改めて魅力を見出し、「現代」と「伝統」は本当に対立するものなのかという問いを抱くようになりました。その問いは、「現代の古典」というテーマのもと、掌中の茶碗という小さな空間に凝縮され、古典を単に再現するのではなく、現代を生きる作家として新たな解釈を加えた独自の茶陶表現へと結実しています。 近年は、日本の茶陶が受け継いできた多様な古典様式を深く探求し、それらを単に再現するのではなく、現代を生きる作家として新たな表現へと昇華することに取り組んでいます。なかでも黒織部の制作を通して、古作に見られる自由な発想に着目し、その精神を現代の感覚で再構築した自由な黒織部や赤楽にも意欲的に挑戦しています。 本展では、黒織部茶碗、赤楽茶碗をはじめ、井戸、粉引、黒楽、珠光青磁、刷毛目、伊羅保など、新作を含む約25点の茶碗を一堂に展示いたします。前衛陶芸を牽引してきた作家だからこそ到達できた、茶碗という造形世界の現在地をご覧いただける貴重な機会となります。 伝統と革新、静謐さと自由な創造性──。相反する価値観を一碗の中で調和させ、「現代の古典」を問い続ける中村康平の世界を、ぜひこの機会にご高覧ください。 |