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会期:2026年7月3日 〜 15日 / July 3 - 15, 2026
定休日:日曜日・月曜日 / Regular Day-off: Sunday/Monday 11:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00閉廊 このたび、桃青京都ギャラリーでは、信楽を拠点に作陶する陶芸家・澤克典の個展を開催いたします。
1980年信楽に生まれた澤克典は、2002年に滋賀県立窯業試験場修了後、陶芸家・鈴木五郎氏に師事し、2005年に独立しました。以来、信楽焼を軸としながら、織部や志野、引出黒など幅広い表現に取り組み、独自の作陶世界を築いています。 澤の作品には、信楽の土が持つ力強さと素朴な魅力が息づいています。一方で、その表現は単なる伝統の継承にとどまりません。大胆な造形や軽快な筆致による絵付け、さらには呼継などの技法を通して、伝統的な陶芸表現に新たな視点をもたらしています。豪放でありながら繊細、自由でありながら確かな技術に支えられた作品群は、使う喜びと鑑賞する楽しさを併せ持ち、多くの人々を惹きつけています。 とりわけ澤が向き合い続ける信楽作品には、薪窯焼成によって生み出される自然釉や緋色の景色、土そのものの存在感が色濃く表れています。同じ土と炎から生まれながら、一点ごとに異なる表情を見せる作品には、自然との対話を重ねる作家の姿勢が映し出されています。また、織部作品に見られる伸びやかな絵付けや遊び心あふれる意匠からは、陶芸という枠組みにとらわれない柔軟な感性を感じ取ることができます。 本展では、茶碗、花入などの新作を中心に、澤克典の多彩な表現をご紹介いたします。さらに特別展示として、2025年に甲賀市無形文化財陶芸保持者に認定された父・澤清嗣の作品もあわせて展示いたします。 信楽の伝統を支えてきた父と、その土壌の上に自身の表現を切り拓いてきた息子。それぞれの作品を通じて、信楽焼の継承と発展、そして世代を超えて受け継がれる創造の力をご覧いただける機会となります。 信楽という土地に根差しながらも、常に新たな表現へ挑戦を続ける澤克典。本展が、その豊かな創作の魅力と信楽焼の奥深さに触れていただく機会となれば幸いです。 |