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会期:2026年4月17日 〜 28日 / April 17 - 28, 2026
作家在廊日:2026年4月17日 Meet the artist: April 17, 2026 定休日:日曜日・月曜日 / Regular Day-off: Sunday/Monday 11:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00閉廊 谷本貴は、古伊賀の復興を目指した祖父・谷本光生、そして絵画的要素を取り入れながら現代伊賀の表現を切り拓いた父・谷本景の系譜を受け継ぎつつ、自身の感覚によって伊賀焼を再解釈してきました。伝統と品格を踏まえながらも、現代的な造形感覚と自由な発想によって、新たな伊賀の魅力を提示しています。
作品には、薪窯で幾度も焼き重ねることで生まれる伊賀特有の焦げや、複雑に重なり合う土肌の豊かな表情が息づいています。色彩に頼ることなく、土と炎の作用によって奥行きある景色を立ち上げるその表現は、力強さと軽やかさをあわせ持ち、見る者に新鮮な印象を与えます。 谷本は、「陶器にもジャズの即興のような自由さがあってよい」と語ります。計画通りにはいかない焼成や、不完全さの中に宿る美を受け止めながら、遊び心を織り込み独自の造形へと昇華しています。 その根底には、古伊賀が持つ「不足の美」への共感があります。アシンメトリーで儚く、完全ではないがゆえに惹きつけられる美を現代の感覚で捉え直し、伝統を継承しながらも新たな表現へと展開しています。 本展では、伊賀焼の伝統を引き継ぎながら独自の解釈によって進化させた茶碗、花器、酒器をはじめ、谷本の抽象的な造形感覚がより色濃く表れたオブジェ作品までを一堂に展観いたします。さらに、父・谷本景の作品もあわせて数点ご紹介し、伊賀という土地に連なる表現の系譜と、その先にひらかれる新たな可能性をあわせてご覧いただける機会となります。 伝統を深く知るからこそ生まれる自由な逸脱。土と炎が織りなす伊賀の古典に、現代の感覚と即興性を響かせる谷本貴の世界を、ぜひこの機会にご高覧ください。 |